小松原公園 (こまつばらこうえん)
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![]() 国土地理院・2020年8月19日の空中写真
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2025 |
![]() (c)OpenStreetMap contributors 2025年5月現在の地図を加工
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2025年5月現在の配置 すべり台(金属製) シーソー ブランコ(2連) 鉄棒(2連) うんてい(傾斜型) ど1…動物の象形遊具(カバ) ど2…動物の象形遊具(ウマ) 健1…健康遊具(ぶら下がり器) 健2…健康遊具(背伸ばしベンチ) A…ラジオ塔 B…掲揚台 C…プール跡 砂場 藤棚 水…水栓柱 ![]() |
![]() (2025年5月) 南入口付近、右の柵は動かせる |
![]() (2025年5月) 手前に砂場、奥に象形遊具とすべり台 |
![]() (2025年5月) 象形遊具(カバ) |
![]() (2025年5月) 象形遊具(ウマ) |
![]() (2025年5月) うんてい、奥に健康遊具2つと藤棚 |
![]() (2025年5月) シーソー、奥にブランコと鉄棒 |
![]() (2025年5月) 水栓柱 |
![]() (2025年5月) 水色の縁はプールの跡で、 今はツツジが植えられている |
![]() (2025年5月) ラジオ塔 |
![]() (2025年5月) 右に掲揚台 |
1939年設置の小松原公園は、北区の街区公園では4番目の古さです。広い敷地の中に古い構造物と古い遊具、新しい遊具が混在し、遊びにも憩いにも適した包容力のある公園です。土木学会は2019年に「戦前竣工の京都市児童公園群」として、この公園を含めた13公園を選奨しています。 コンクリート製の、かなり古いと思われるベンチがたくさんあります。 ![]() ![]() 他にもラジオ塔や掲揚台、柱状の構造物など、今は当初の役目を終えたものがいくつかあり、それがまたこの公園の趣を深いものにしています。また「ちぴっこプール」(この公園では1972年開設)の跡にツツジが植えてあるのは、多くの閉鎖プールが跡形もなく撤去されたりフェンスで囲まれたりする例が多い中、これはプールの枠に新しい役割をあたえた面白い例といえそうです。 個性的な2体の象形遊具は、しっかりと細かく作り込まれています。カバの頭部は複雑な曲線がみられ、ウマの目や鼻や口も塗料だけでなく形で表現されており、いつ頃からいるのか興味深いものです。なお彼らの色については、ストリートビュー等で見たところ2010年代中頃までは今と逆で、ウマが水色でカバが白かピンク色にみえます。実際に近寄ってペンキのはがれ方を見ても、ウマ(写真左)はピンクの内側に薄い水色でさらに内側は地肌?のピンク、カバ(写真右)は水色の内側は白でさらに内側は地肌?のピンクにみえます。 ![]() ![]() なお藤棚の南に、以前はもうひとつ健康遊具(背中を伸ばすための、かまぼこ型のあん馬のようなもの)がありました。3つの健康遊具は2009~2013年頃の間の設置かと思われますが、この遊具だけ2022~2024年頃になくなりました。コンクリート製すべり台も2022~2024年頃に撤去され、今は金属製に代わっています。トイレは2019~2020年頃に新しくなりました。
(参考資料・参考サイト)
京都市発行の公園関係資料、住宅地図、国土地理院地図・空中写真 OpenStreetMap、Google ストリートビュー、Google Earth 日常旅行日記(2017年) 三都BLOG(2019年) そうだ! 公園に行こう!!(2022年) 戦前竣工の京都市児童公園群(土木学会関西支部) |