京都の児童公園の記憶
Genbu Park


 玄武公園
(げんぶこうえん)
所在地: 京都市上京区室町通鞍馬口西入岩栖院町51-1他,京都市上京区竹園町8他,京都市上京区長乗東町214-5,京都市上京区森ノ木町464-10
公園種別: 街区公園
開園面積: 4089㎡ ※現在の面積と違う可能性もあります。
設置年月日: 1942(昭和17)年7月15日
   ※公園名から設置年月日まで京都市情報館「京都市の公園一覧」(2024年3月31日現在)参照。

国土地理院・2020年9月8日の空中写真

2025

(c)OpenStreetMap contributors 2025年11月現在の地図を加工
2025年11月現在の配置

ブランコ(2連)
ス1…スプリング遊具(オートバイ)
ス2…スプリング遊具(サイドカー付きオートバイ)
ス3…スプリング遊具(ウサギ(黄))
ス4…スプリング遊具(ウサギ(白))
ス5…スプリング遊具(カメ)
ス6…スプリング遊具(ウマ(黄))
ス7…スプリング遊具(ウマ(黄))
ス8…スプリング遊具(ウマ(濃い黄))
ス9…スプリング遊具(ゾウ)
ス10…スプリング遊具(ドラゴン)
ど1…動物の象形遊具(ゾウ)
ど2…動物の象形遊具(カメ)
ど3…動物の象形遊具(イヌ)
A…複合遊具(すべり台等)
B…ポンプ
屋…屋根付き休憩所
水1…手足洗い場
水2…手洗い場
…トイレ


(2025年11月) ブランコ 右奥に象形遊具3体

(2025年11月) 複合遊具 左奥にスプリング遊具


(2025年11月) 象形遊具(イヌ、奥はゾウ)

(2025年11月) 象形遊具(カメ、奥はゾウ)


(2025年11月) スプリング遊具
(左からカメ、ウサギ(黄)、ウサギ(白))

(2025年11月) スプリング遊具
(左からウマ(濃い黄)、ウマ(黄)、ゾウ、ドラゴン)


(2025年11月) スプリング遊具
(サイドカー付きオートバイ 奥はオートバイ)

(2025年11月) ポンプ 南西方向


(2025年11月) 北東エリアから南西方向 左奥は屋根付き休憩所

(2025年11月) 北西エリアから北東方向




衣棚通沿いの、鞍馬口通を下がったところにある広い公園です。いわゆる四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)の名がつく京都の公園は、おそらくこの玄武公園と朱雀公園だけです。北は憩いの場としての森、中央は自由に遊べる広場、南西は小さい子ども向けの遊具が豊富、とバランスがとれています。一方、ジャングルジムなど大きめの子ども向けの遊具や、近年増えている大人向けの健康遊具は見当たりません。

スプリング遊具の多さが目を引きます。合計10体、これほど多い場所は他にあるのでしょうか。耐久性の問題で近年はロッキング遊具に置き換わる例が多い中、これほどたくさんのスプリング遊具で遊べるところは、将来的にももうあまり出てこないように思えます。その点で現在の玄武公園のこのエリアは大変貴重です。
 


象形遊具では玄武の名がつく公園にふさわしい立派なカメや、珍しい伏せた犬もいます。ゾウは岩倉南公園のゾウに似ていますが若干形が違うようです。

この公園はかつて北の3分の1ほどのスペースに、大きな25mサイズのプール(1942年開設)がありました。また、南西にはちびっこプール(1973年度開設)もありました。それらが2003~2005年頃に撤去されて大規模な改修が行われ、現在のような姿になっています。スプリング遊具や総合遊具はその頃からのもので、そのうちオートバイ型の2つには2003との表記がありました(製造年を示すものかもしれません)。


(参考資料・参考サイト)
京都市発行の公園関係資料、住宅地図、国土地理院地図・空中写真
OpenStreetMap、Google ストリートビュー、Google Earth
日常旅行日記(2019年)
日本1000公園(2020年)
三都BLOG(2021年)
キタキタ!(2022年)
キタキタ!(2024年)



文章の記述日:2025年11月16日
京都の児童公園の記憶
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