京都の児童公園の記憶
Mibu-Hinoki Park


 壬生檜公園
(みぶひのきこうえん)
所在地: 京都市中京区壬生西檜町19
公園種別: 街区公園
開園面積: 2912㎡ ※現在の面積と違う可能性もあります。
設置年月日: 1937(昭和12)年5月22日
   ※公園名から設置年月日まで京都市情報館「京都市の公園一覧」(2024年3月31日現在)参照。

国土地理院・2020年8月19日の空中写真

2025

(c)OpenStreetMap contributors 2025年5月現在の地図を加工
2025年7月現在の配置

ブランコ(2連)
鉄棒(3連)
ス…スプリング遊具(オートバイ)
ど1…動物の象形遊具(キリン)
ど2…動物の象形遊具(ゾウ)
ど3…動物の象形遊具(ブタ)
健1…健康遊具(バランス)
健2…健康遊具(階段)
健3…健康遊具(背伸ばしベンチ)
A…複合遊具(すべり台等)
B…複合遊具(すべり台、うんてい等)
砂場
藤棚
水1…手足洗い場
水2…手足洗い場
…トイレ


(2025年5月) 北西入口付近から南西の方向

(2025年5月) 象形遊具(キリン、ゾウ、ブタ)


(2025年5月) 複合遊具、中央から西の方向

(2025年7月) 複合遊具、鉄棒、ブランコ


(2025年5月) スプリング遊具、奥に砂場

(2025年5月) 健康遊具(左はバランス型、右は階段型)




2010年頃に再整備されましたが、1937年設置の中京区最古の公園です。

藤棚とトイレが、公園全体を東西に区切っています。西の中心にあるのは2つの総合遊具で、どちらも様々な遊び方ができる新しいタイプのものです。

動物の象形遊具は3体、2009年頃までは公園の中央やや北東にいた、整備前からの生き残りのようです。3体とも整備後に塗り直されているようで、特にキリンは網目が塗られてアミメキリンらしくなりました。三条坊町公園にもここと同じ形のキリンとゾウがいます。

キリンの網目模様のうち、左後ろ足のものはハートマークにみえます。2009年に京都市動物園で生まれたキリン「音羽」の左後ろ足にもハートがあったことから、それをイメージしたのかもしれません。


スプリング遊具はもうひとつ、オートバイ型と砂場の間に四つ葉のクローバー型のものがありましたが、2017~2018年頃になくなりました。

北西入口の公園名表記のところには、右下に「檜児童公園」「昭和十二年三月竣功」と書かれた2枚の古いプレートが埋め込まれています。これらは整備前は、北東入口の両脇にあったもののようです。



(参考資料・参考サイト)
京都市発行の公園関係資料、住宅地図、国土地理院地図・空中写真
OpenStreetMap、Google ストリートビュー、Google Earth
京都市情報館(2010年)
日本1000公園(2024年)



文章の記述日:2025年7月19日
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