京都の児童公園の記憶
Nishinokyo Park


 西の京公園
(にしのきょうこうえん)
所在地: 京都市中京区西ノ京笠殿町163
公園種別: 街区公園
開園面積: 4458㎡ ※現在の面積と違う可能性もあります。
設置年月日: 1939(昭和14)年8月1日
   ※公園名から設置年月日まで京都市情報館「京都市の公園一覧」(2024年3月31日現在)参照。

国土地理院・2020年8月19日の空中写真

2025

(c)OpenStreetMap contributors 2025年5月現在の地図を加工
2025年5月現在の配置

すべり台(金属製)
シーソー
ブランコ(2連)
鉄棒(2連)
ス1…スプリング遊具(ウマ)
ス2…スプリング遊具(ゾウ)
ど1…動物の象形遊具(カバ)
ど2…動物の象形遊具(ウマ)
コ1…コンクリート製遊具(汽車)
コ2…コンクリート製遊具(汽車)
A…掲揚台
B…雨水タンク
砂場
藤棚
地…地蔵堂
水…手洗い場
…トイレ


(2025年5月) 象形遊具(カバ、ウマ)

(2025年5月) スプリング遊具(ウマ、ゾウ)
奥に象形遊具とコンクリート遊具


(2025年5月) コンクリート遊具(汽車)

(2025年5月) 藤棚、奥にすべり台、ブランコ


(2025年5月) 鉄棒、奥にトイレ、地蔵堂

(2025年5月) 左は雨水タンク、右は掲揚台




中京区で3番目に古く、広い公園です。北は広場、南は子どもの遊びや休憩ができるエリアと、フェンスで適度に分けられています。土木学会は2019年に「戦前竣工の京都市児童公園群」として、この公園を含めた13公園を選奨しています。

古いコンクリート製遊具が充実しています。汽車型のトンネルは、緑色のほうは以前は青色だったようです。またカバ、ウマは小松原公園と同じの色違い。カバは今はピンク色ですが、かつては水色や黄色に塗られていた跡があります。また、ウマは正面や真後ろから見ると、首を少し左に傾けているのがわかります。これは小松原公園でも同様で、同じ型のようなものから作られているのでしょうか。


鉄棒はよく見ると、低いほうは古びた鉄の色、高いほうは銀色です。柱と棒の接続部分も、高いほう(水色)は新しそうです。古くても使える部分は残し、傷んだ部分だけ取り替えたのでしょう。この補修は2016~2020年の間に行われたようです。
 

藤棚の東にはかつて「ちびっこプール」(1976年度開設)があり、2013~2015年頃になくなりました。すべり台は2023年頃にはコンクリート製でしたが、金属製に代わっています。


(参考資料・参考サイト)
京都市発行の公園関係資料、住宅地図、国土地理院地図・空中写真
OpenStreetMap、Google ストリートビュー、Google Earth
日常旅行日記(2019年)
日本1000公園(2019年)
BESANの歴史探訪(2023年)



文章の記述日:2025年5月21日
京都の児童公園の記憶
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