京都の児童公園の記憶
Kamiya Park


 紙屋公園
(かみやこうえん)
所在地: 京都市北区衣笠北荒見町15
公園種別: 街区公園
開園面積: 2717㎡ ※現在の面積と違う可能性もあります。
設置年月日: 1941(昭和16)年6月21日
   ※公園名から設置年月日まで京都市情報館「京都市の公園一覧」(2024年3月31日現在)参照。

国土地理院・2020年9月8日の空中写真

2025

(c)OpenStreetMap contributors 2025年11月現在の地図を加工
2025年11月現在の配置

すべり台(金属製)
シーソー
ブランコ(2連)
鉄棒(2連)
ジャ…ジャングルジム
ど1…動物の象形遊具(カンガルー)
ど2…動物の象形遊具(ラクダ)
ど3…動物の象形遊具(キリン)
A…すべり台(プラスチック製・小)
 ※小すべり台は片面ゾウ・片面キリン
B…掲揚台
砂場×2
屋…屋根付き休憩所
地…地蔵堂
水…手洗い場
…トイレ


(2025年11月) すべり台、左に掲揚台、右奥にトイレ 南の方向

(2025年11月) すべり台小(キリン側)、奥に砂場


(2025年11月) 砂場の向こうに象形遊具 奥はすべり台小(ゾウ側)

(2025年11月) 象形遊具(手前からキリン、ラクダ、カンガルー)
右奥にすべり台小、その奥は屋根付き休憩所 北の方向


(2025年11月) 階段を降りた先にジャングルジム
中央は「区民の誇りの木」のケヤキ 北の方向

(2025年11月) シーソー、ブランコ、奥はジャングルジムと鉄棒


(2025年11月) 北の砂場 北西方向
奥の階段を上がると地蔵堂へ続く

(2025年11月) 地蔵堂 北西方向




1941年設置の古い公園です。高い東側と低い北西側でかなりの高低差があり、階段がいくつもあります。ダイナミックな地形を楽しみながら、それぞれのエリアで休憩したり、遊具で遊んだりできます。

南西は子ども向けスペースで、キリン、ラクダ、カンガルー(親子)と、新しい小さなすべり台(東側はゾウの親子、西側はキリンの親子)も置かれています。その東は広場とすべり台、階段を降りた北のエリアにはジャングルジム、ブランコ、シーソーといった基本的な遊具が揃っています。

戦前からの特徴を残す京都の13公園(紫野柳公園高原公園など)は「土木遺産」に選ばれていますが、この紙屋公園はその13公園に入っていないものの、それらに匹敵するのではと思えるほど古い構造物が見られます。写真左上は北東入口で紙屋兒童公園との表記あり、写真右上は背もたれ一体型のコンクリート製ベンチで高いエリアに3つ、低いエリアにも3つほどあります。写真左下は掲揚台、写真右下は低いエリアの北の方の砂場の枠です。
 
 

ジャングルジムは以前は紫野柳公園と同じゾウ型のものでしたが、2020~2022年の間に現在のものに代わりました。南東のすべり台はコンクリート製でしたが、2020~2022年の間に金属製に代わっています。南の砂場の横には小さめのすべり台(紫野柳公園の小さい方のすべり台に近い)がありましたが、2025年にさらにもっと小さい現在のすべり台に代わりました。シーソーも2025年頃に現在のものに代わりました。また、公園内に掲示があり、鉄棒は2026年3月までに新しいものに代わるようです。


(参考資料・参考サイト)
京都市発行の公園関係資料、住宅地図、国土地理院地図・空中写真
OpenStreetMap、Google ストリートビュー、Google Earth
日常旅行日記(2018年)
日本1000公園(2020年)



文章の記述日:2025年11月24日
京都の児童公園の記憶
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