京都の児童公園の記憶
Mutsumi Park


 睦公園
(むつみこうえん)
所在地: 京都市上京区新町通寺之内上る東入畠中町43他
公園種別: 街区公園
開園面積: 555㎡ ※現在の面積と違う可能性もあります。
設置年月日: 1954(昭和29)年3月31日
   ※公園名から設置年月日まで京都市情報館「京都市の公園一覧」(2024年3月31日現在)参照。

国土地理院・2020年9月8日の空中写真

2025

(c)OpenStreetMap contributors 2025年11月現在の地図を加工
2025年11月現在の配置

すべり台(コンクリート製)
シーソー
ブランコ(2連)
ス…スプリング遊具(ゾウ)
ど…動物の象形遊具(シカ)
砂場
藤棚×2
水…水栓柱


(2025年11月) 東の藤棚とすべり台 北東方向

(2025年11月) 手前にシカ、右にゾウ 青い部分は砂場
奥にすべり台とブランコ 南東方向


(2025年11月) 象形遊具(シカ)

(2025年11月) スプリング遊具(ゾウ)


(2025年11月) ブランコとすべり台 左奥は西の藤棚 北西方向

(2025年11月) シーソー 奥に東西の藤棚 北東方向




住宅街の中の小さな公園です。向かいあった小さい藤棚が2つ、小さめのすべり台の他、ブランコなどの基本的な遊具も揃っています。

シカは象形遊具として小さめのサイズで、その大きさも、背中に布が置かれたようなデザインも姉坊城公園のリスと共通しています。ゾウは近くの玄武公園の他、西の京公園などでも見かけます。

砂場は以前はもう少し大きいサイズでしたが、2009~2013年の間に小さくなりました。その分の空いたスペースに、2013年までにゾウが、2013~2015年の間にシカが置かれています。ブランコの西にはタイヤ遊具(タイヤが2つ地面に埋め込まれていた)がありましたが、2013~2015年の間になくなりました。

北側に大きなヒマラヤスギが3本ありますが、この3本を伐採し、新たにサルスベリ1本を植えるという計画が公園内に掲示されていました。検討段階と書いてあったので確定ではないかもしれませんが、工事予定は2025年12月から翌年1月とのことです。京都の公園は数十年前と比べ、木がだいぶ減ったような印象を受けます。特にヒマラヤスギは倒木の危険があるということで、優先的に伐採されているのでしょうか。ヒマラヤスギに囲まれた20世紀的な京都の公園の景色は、徐々に消えていく運命なのかもしれません。



(参考資料・参考サイト)
京都市発行の公園関係資料、住宅地図、国土地理院地図・空中写真
OpenStreetMap、Google ストリートビュー、Google Earth
日常旅行日記(2019年)
日本1000公園(2020年)
三都BLOG(2021年)
Sound of KYOTO(2021年)



文章の記述日:2025年11月16日
京都の児童公園の記憶
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