京都の児童公園の記憶
Yosei Shiei-Jutaku 11


 養正市営住宅11棟
(ようせいしえいじゅうたく11とう)
所在地: 京都市左京区田中馬場町
面積: 約3200㎡
   ※京都市が管理する公園とは別のもので、名称も所在地も面積も当サイトによる推定です。

国土地理院・2020年8月19日の空中写真

2025

(c)OpenStreetMap contributors 2025年11月現在の地図を加工
2025年11月現在の配置

ブランコ(2連)
山…山型遊具
コ…コンクリート製遊具(壁型)×2
A…ステップ遊具(3個)
B…ステップ遊具(6個)
C…壁画「おういどこへいくの」
D…壁画「なかよくあそぼうよ」
屋…屋根付き休憩所
地…地蔵堂×2


(2025年11月) 中庭の山型遊具と壁型遊具 南東方向
左奥は壁画「おういどこへいくの」

(2025年11月) 山型遊具と壁型遊具 南西方向


(2025年11月) 山型遊具と壁型遊具 北の方向

(2025年11月) ブランコとステップ遊具 北東方向


(2025年11月) 壁画「おういどこへいくの」

(2025年11月) 壁画「なかよくあそぼうよ」


(2025年11月) 西の地蔵堂 奥は11棟 東の方向

(2025年11月) 屋根付き休憩所 左端は11棟西の地蔵堂の裏側
左奥は12棟で、右奥に12棟北東の地蔵堂 北の方向




養正公園の南東に位置する市営住宅で、京都市の資料によるとこの11棟は1971年度竣工です。西には12棟、北には13棟、すぐ南には東西に長い9棟があります。

公園ではありませんが、山型遊具やブランコなど遊べるスペースがあります。山型遊具のすべり台の先は2つの壁型コンクリート遊具とつながっており、合わせて1つの遊具(あるいは1つの生き物)のようにも見えます。紫野宮西公園などにあるような山型遊具と比べると小さく低いのでより小さい子ども向けでしょう。ブランコの北に3つ、南に6つあるものはここではステップ遊具としましたが、イスとしても使えないことはないです。

壁画は2枚、12棟13棟にも2枚ずつで合計6枚あります。11棟のものは壁画の題名とともに「養正小学校児童 原画 1970」と記されており、このマンションとほぼ同時期に作られたことがわかります。

また、この養正市営住宅の地域には地蔵堂がいくつかあります。公園や他の市街地でよく見かけるものより大きな地蔵堂もあり、中にはたくさんの地蔵が祀られています。

そしてこの11棟自体は、2021年の京都市「養正市営住宅団地再生計画」によると、2029~2030年度に除却(取り壊し?)の予定になっています。


(参考資料・参考サイト)
京都市発行の公園関係資料、住宅地図、国土地理院地図・空中写真
OpenStreetMap、Google ストリートビュー、Google Earth



文章の記述日:2025年11月30日
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