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養正市営住宅13棟 (ようせいしえいじゅうたく13とう)
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国土地理院・2020年8月19日の空中写真
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2025 |
(c)OpenStreetMap contributors 2025年11月現在の地図を加工
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2025年11月現在の配置 ど1…動物の象形遊具(サイ) ど2…動物の象形遊具(ラクダ) ど3…動物の象形遊具(ライオン) ど4…動物の象形遊具(キリン) ど5…動物の象形遊具(クマ) ど6…動物の象形遊具(ウマ) ど7…動物の象形遊具(ブタ) ど8…動物の象形遊具(ヒツジ) ど9…動物の象形遊具(ウシ) ど10…動物の象形遊具(ウサギ) ど11…動物の象形遊具(クワガタ) ど12…動物の象形遊具(ヤドカリ) ど13…動物の象形遊具(ニワトリ) ど14…動物の象形遊具(ハト) ど15…動物の象形遊具(テントウムシ) A…ステップ遊具(20個)※中央の大きい円を含めた数 B…ステップ遊具(16個)※中央の大きい円を含めた数 C…ステップ遊具(10個)※中央のテーブルを含めず D…壁画「きぼう」 E…壁画「なかま」 砂場 地…地蔵堂 |
![]() (2025年11月) 壁画「きぼう」の前にサイ、ラクダ、ライオン |
![]() (2025年11月) サイ |
![]() (2025年11月) クマ、キリン |
![]() (2025年11月) 右にキリン、左にサイ 左奥にウマ 南西方向 |
![]() (2025年11月) 壁画「なかま」の前にウマ、ブタ |
![]() (2025年11月) 右手前はヒツジ 北東方向 ステップ遊具の奥にウマとブタ |
![]() (2025年11月) 手前からウサギ、ウシ、ヒツジ 西の方向 中庭のステップ遊具の奥にクマも見える |
![]() (2025年11月) 13棟東側から北西方向 右に壁画「なかま」 左にウサギやウシ、左奥にライオンやラクダも見える |
![]() (2025年11月) 左奥に地蔵堂、さらに奥に11棟 右奥に12棟 手前は左からハト、テントウムシ、ニワトリ、ヤドカリ、クワガタ |
![]() (2025年11月) テントウムシ |
![]() (2025年11月) クワガタ 奥は叡山電車の踏切 |
![]() (2025年11月) 中庭のステップ遊具 北の方向 |
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養正公園の東に位置する市営住宅で、京都市の資料によるとこの13棟は1981年度竣工です。南には11棟、南西には12棟、北には叡山電車の線路があります。 公園ではありませんが、普通の公園には2、3体しかいないような象形遊具の動物が15体もいます。建物内南西の1階部分では壁画「きぼう」の前でサイとラクダとライオンが南向き、キリンとクマが北向きで5体が向かい合っています。うち4体は12棟にもいます。建物内南東の1階部分では壁画「なかま」の前でウマとブタが南向き、ヒツジとウシとウサギが北向きで5体がステップ遊具をはさんで向かい合っています。ヒツジとウシは12棟にもおり、ウサギは三条坊町公園にもいます。ブタは壬生檜公園、ウマは西の京公園などでも見かけます。建物の外の西側にはまた別の5体がおり、鳥や昆虫など小さめの生き物たちです。 中庭のステップ遊具(左の写真)は12棟のカバの前にあるものと同じでグーチョキパーのステップの集まりです。東のテーブルの周囲のもの(右の写真)もステップ遊具としましたがこちらはイスに近いともいえ、京都では菖蒲園公園や南田公園など、これに似たものを時折見かけます。 ![]() 壁画は2枚、11棟と12棟にも2枚ずつで合計6枚あります。13棟のものは壁画の題名とともに「養正小学校児童原画 1980」と記されており、このマンションとほぼ同時期に作られたことがわかります。 この13棟の敷地内では、クワガタやヤドカリらのいる西のエリアが最も新しく、1987~1995年の間に現在の姿になりました。ただしクワガタの北東に何か設置されていたような跡があるため、当初はもう1体いたのかもしれません。クマの横やブタの横にも何かいたような跡がありますが、こちらも詳細は不明です。それ以外は概ね当初から現在のような姿だったのではないかと思われます。そしてこの13棟自体は、2021年の京都市「養正市営住宅団地再生計画」によると、2025~2026年度に除却(取り壊し?)の予定になっています。
(参考資料・参考サイト)
京都市発行の公園関係資料、住宅地図、国土地理院地図・空中写真 OpenStreetMap、Google ストリートビュー、Google Earth |